京都といえばを彷彿させる千本鳥居。
そのイメージビジュアルに魅せられ、訪れる外国人観光客が後をたたない場所:伏見稲荷。
「稲荷茶寮」は、そんな外国人も魅了する京都の風情ある茶屋。
ここで味わう抹茶と和菓子は、まさに日本文化の粋。古都の歴史と伝統が息づくこの場所で、ほかでは味わえない贅沢なひとときを
奥の院に参った帰路に立ち寄れる境内のカフェを紹介。
稲荷茶寮は、奥の院の帰り道に位置しているカフェだ。
京都伏見稲荷の本殿を参った後に続く千本鳥居を抜けると奥の院。同院はご神体である山の入り口にある神社。
稲荷山全体を参るには、ヒールや革靴では厳しいコースなので、それなりの服装をお勧め。
そんな、山全体を描いた地図をみて、「参るのは無理だ」とあきらめる人は、帰路につく。
千本鳥居は一方通行。帰路用に下る鳥居の中程に右に抜ける道が整備されている。
抜け道のそばには大八嶋社(おおやしましゃ)があり、通り抜けると八嶋池のほとりにある建物「稲荷茶寮」が目に入ってくる。
稲荷茶寮は、フリーの休憩席と、飲食が提供されるカフェスペースから構成されている。
メインは抹茶と和菓子であるが、コーヒーなども単品で注文できる。
カフェの場合は、一人一品注文する必要があるため、休憩だけでは利用できない。
席は、室内とテラス席があり、まず入口のタッチパネルで人数を入力。
(案内の際に店員から「日本語ですか?」と確認された。それほど海外の方が多いみたい)
訪れたときは、1月末であったので、室内の席をお願いした。室内から外のテラス席越しに景色が望める。
写真は稲荷パフェ。
五穀豊穣の神様として信仰される稲荷大神に因み、米をメインにして作られているパフェ。
キツネがあしらわれた煎餅はもち米で、鳥居は米粉で作られており、素揚げした稲穂が飾られている。
抹茶ソフトクリームと寒天、ポン菓子もアクセント。
また、お茶のセットと一緒にメニューに並ぶ生菓子「茶の実」も。
抹茶とセットの生菓子「茶の実」
抹茶餡を寒天で包んだお菓子。写真でも姿が反射するぐらい表面がツヤツヤ
時期が1月末だったこともあり、席から見る庭は冬らしく、5月の新緑頃や秋の紅葉シーズンはいい景色が楽しめるのかも。
この日は、雨上がりに青空が広がりはじめ、開放感があった。
余談だが、ここ5年ほど京都の伏見稲荷は毎日がお祭りかのように観光客であふれかえっている。
千本鳥居は歩くのさえ、困難に感じる。
参道も、10年ほど前は、日曜日でも人がまばらだったが、今では、絶えず人の往来があり、土産物屋で物を購入する人の姿も多い。
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